ツアー料金に含まれないお金もある
クルーズ旅行のパンフレットを見ると、普通の海外旅行と同等程度のリーズナブルな料金が明記されていますが、その他の諸費用がかかることを覚えておきましょう。
そこで今回は、湾岸寄港税やチップ代など必ず発生する費用と、オプショナルツアーなど有料オプションで発生する費用をまとめました。
なおトップページで紹介している通り、クルーズツアーでは基本的に食事が無料になるので、旅費の総額は安く収まりやすいです。
クルーズ旅行を検討している方は、資金計画にお役立てください。
基本料金以外に発生する主な必須費用
クルーズツアーでは、基本料金とは別に以下の費用がかかります。
- 湾岸税(政府諸税)
- 空港使用料(外国発着の場合)
- 燃油サーチャージ
- チップ代(外国船の場合)
- パスポート発行費用(持っている方は不要)
基本的に格安料金を提示しているカジュアル船は、上記の各種諸費用が基本料金とは別です。
プレミアムクラスの豪華客船は諸費用込みの料金を提示している場合もあります。
各種諸費用が含まれているかは、クルーズツアーごとに個別で確認しましょう。
日本からツアーで申し込む場合は、スタッフへのチップ代を全て前払いで済ませ、現地ではチップを払いません。
外国船に直接申込をした場合は、別途チップを渡す必要があります。
各ツアーごとに各種諸費用の目安が開示されているので、興味のあるクルーズツアーのWebサイトよりご確認ください。
別途かかる費用
- オプショナルツアー
- アルコールのドリンク
- 有料レストラン
- エステやマッサージなどの有料施設
- お土産代
- 寄港地での観光・食事費用
- 乗船前後の食事費用(自由時間が設定されている場合)
- 船内でのカジノ代
クルーズツアーは、寄港地での観光がセットになったものと自由行動になるものの2パターンがかかります。
寄港中も船の出入りは自由なので、港周辺で観光してランチは船に戻って食べれば食費を抑えられます。
オプショナルツアーは、バスでの観光地巡りや、シュノーケリング・マリンスポーツといったアクティビティを楽しめるものが主流です。
世界一周旅行では、船から降りて陸路で観光しながら移動し、別の寄港地で合流するオプショナルツアーが用意されています。
クルーズ旅行は基本料金以外の費用を徹底的に抑えて楽しむことが可能です。
自由行動でも大型客船が発着する港周辺は観光スポットとして栄えているので、お土産や現地の食事、綺麗なビーチでの観光を楽しめます。
現地で極力お金を使わないこともできますが、せっかくのクルーズツアーなのでカジノを嗜んだり、ディナーだけでもお酒を楽しんだりできるよう、相応のお小遣いを用意しておくとよいでしょう。
船内の料金は観光料金
クルーズ旅行で気になるのが、船内でのお酒など有料オプションの料金だと思います。
著者がカジュアル船のクルーズ旅行を利用した時は、缶ビールを7ドル程で購入しました。
800mlほどの大きさだったので、こんなものかと思っていましたが、アメリカのスーパーに立ち寄ったら同じ缶ビールが1.5ドル程度で売られていました。
このほか、エステやマッサージは60分100~150ドルが相場など、船内の有料オプションは基本的に観光地料金です。
カジノについては、ルーレットのミニマムレートが5ドル、ブラックジャックは25ドルと少し高めでしたが、カジノチップと現金の交換は等価なので、大都市のホテルカジノと大差はありません。
ホテルカジノはドリンクや食事が無料で付いてくることがありますが、クルーズ船のカジノは無料サービスがありません。
ちなみに、バイキングエリアのソフトドリンクをタンブラーに入れて持ち込むのはOKです。