
日本は世界でもトップレベルに治安がいいことから、世界各国を旅するときは普段は想定しないトラブルに気を付けなければなりません。
そこで、世界一周旅行で想定されるトラブルとよくある犯罪をリストアップしました。防犯対策を万全にして、安心できる旅行を目指しましょう。
世界一周旅行にトラブルはつきもの。
特に、日本ほど設備が整っていない国に行くと、計画通りに進まないことが山ほどあります。
焦らないためにも、よくあるトラブルを事前にチェックしておくことが大切です。
世界中を飛び回る世界一周旅行では、飛行機の遅延・乗り遅れに一度は遭遇すると思っておきましょう。
空港検査で引っかかったり、空港までのバスが立ち往生したりなど、時間に余裕をもって行動していても遅れる可能性はあります。
もし乗り遅れた場合、どのように対応するかを考えておくと安心です。
例えば、現地でのチケット手配を代行してくれる旅行会社など、万が一のときに相談できる場所を決めておいてください。
海外にしかいない有害な寄生虫が寄ってくる可能性があるので、虫よけ対策は必須です。
また、感染症が流行っている国もあることから、厚生労働省から推奨されている予防接種を受けましょう。
入国するときに「予防接種証明書」を要求されることもあるので、訪問国で流行っている感染症と必要な予防接種を必ずご確認ください。
感染症とは少し違いますが、海外の不衛生な環境が原因で、食中毒を起こす方も意外と多いです。
世界一周旅行では個人的なトラブルだけでなく、犯罪被害にも気を付けなければなりません。
治安が悪い国でよくある犯罪をまとめたので、被害を防ぐためにぜひチェックしてください。
海外で圧倒的に多いのが、金銭目的の犯罪です。
飲食店やタクシーなどで、観光客をターゲットにしたぼったくりが横行している国もあります。
特に、盗難やスリが多いヨーロッパ地方では、身に着けられるウエストポーチなど、防犯対策をしっかりと行いましょう。
同じく金銭的な犯罪では、偽札を渡されたという体験談があったので、こちらも注意が必要です。
クレジットカードが吸い込まれたり、お金が入っていなかったりなど、安全に引き落とせないことがあります。
また、よくある犯罪としては、差し込んだカード情報を盗む「スキミング」に要注意です。
スキマーと呼ばれる特殊な端末でカード情報を抜き取る犯罪。
端末を持ち歩いているパターンやATMの挿入口に設置されている手口などがある。
クレジットカードだけでなく、キャッシュカードやデビットカードで被害に遭うこともあります。
自分では被害に気付くことが難しい犯罪でもあるので、引き落とし額がおかしいと感じたらすぐにクレジットカードを止めましょう。
日本では珍しい犯罪として挙げられるのが、ニセ警官による犯罪被害です。
制服を着ている警官が本物だと思い込んで、個人情報を提示すると、クレジットカードやお金を抜き取られることがあります。
また、盗難被害に遭ってすぐ警官が来てくれたのに、その警官もグルで荷物を取られたといった事例まであります。
警官以外にも、車掌やホテルスタッフになりすまして金銭を狙うことがあるので、慎重に見極めなければなりません。
犯罪被害に遭わないためには、訪れる国の物価やよくある犯罪を調べておくことが大切です。
飛行機に乗れなかったり、盗難されたりなど、急なトラブルがあるかもしれないので、時間とお金には余裕をもって世界一周旅行をしましょう。